渡島当別
トラピスト修道院入口
渡島当別駅は、北海道北斗市当別にある道南いさりび鉄道線の駅です。1930年(昭和5年)に開業し、かつては周辺地域の物流や旅客輸送の拠点として重要な役割を担っていました。現在は、トラピスト修道院への玄関口として知られ、静かで落ち着いた雰囲気の駅となっています。
基本情報
- 所在地: 北海道北斗市当別
- 駅番号: sh05
- 所属事業者: 道南いさりび鉄道
- 所属路線: 道南いさりび鉄道線
- キロ程: 五稜郭起点 22.6km
- 電報略号: マト
- 駅構造: 地上駅
- ホーム: 2面2線
- 乗降人員: 50人/日(2019年統計)
- 開業年月日: 1930年(昭和5年)10月25日
- 備考: 無人駅(副駅名:トラピスト修道院入口)
特徴
- 無人駅: 駅員は配置されていません。乗車券は車内で精算するか、函館駅などで事前に購入する必要があります。
- ICカード非対応: ICカード乗車券は利用できません。
- 待合室: 小さな待合室があります。
- トイレ: 駅舎の外にあります。
- 周辺環境: 駅周辺は自然豊かな田園地帯が広がっています。トラピスト修道院やルルドの洞窟などの観光スポットがあります。
- トラピスト修道院の最寄り駅: トラピスト修道院へは徒歩約20分です。
駅舎
渡島当別駅の駅舎は、1986年に改築された木造平屋建ての建物です。こぢんまりとした可愛らしい駅舎で、待合室とトイレが併設されています。かつては駅務室や売店もありましたが、現在は無人駅となっています。
土産
渡島当別駅構内には売店はありません。お土産を購入するには、トラピスト修道院や近隣の道の駅などを利用するのが便利です。
- トラピスト修道院: 修道院で作られたバターやクッキー、チーズなどの乳製品、パン、手芸品などを販売しています。
- 道の駅 なないろ・ななえ: 車で約20分の場所にある道の駅です。地元の特産品や新鮮な野菜などを購入することができます。
- 北斗市観光交流センター: 北斗市の観光情報や特産品を紹介する施設です。お土産コーナーもあります。
観光地
渡島当別駅周辺には、以下のような観光地があります。
- トラピスト修道院: 日本で最初の男子トラピスト修道院です。厳格な戒律のもとで生活する修道士たちの姿を見学することができます。
- 広大な敷地内には、聖堂、修道院、庭園などがあり、静寂な雰囲気の中で祈りを捧げたり、散策したりすることができます。
- 売店では、修道院で作られたバターやクッキーなどの乳製品、パン、手芸品などを購入することができます。
- ルルドの洞窟: フランスのルルドにある洞窟を模して作られたものです。
- 洞窟内には聖母マリア像が安置されており、祈りを捧げる場所として多くの人が訪れます。
- 周囲は緑豊かな自然に囲まれており、散策路も整備されています。
- 三木露風の詩碑: 詩人・三木露風がトラピスト修道院を訪れた際に詠んだ詩が刻まれた石碑です。
- 詩碑の近くには、三木露風の胸像もあります。
- 丸山展望台: 函館山や津軽海峡、下北半島を一望できる展望台です。
- 特に夕暮れ時は、美しい景色を楽しむことができます。
- ギャラリー日の丘: 地元の作家の作品を展示・販売しているギャラリーです。
- 陶芸、絵画、木工品など、様々な作品が展示されています。
- 葛登支岬灯台: 津軽海峡に面した岬に立つ灯台です。
- 灯台からは、雄大な海の景色を眺めることができます。
- 当別風の丘: 風力発電所がある丘です。
- 丘の上からは、周辺の景色を一望することができます。
アクセス
- 函館駅から道南いさりび鉄道線で約40分
- 新函館北斗駅から道南いさりび鉄道線で約30分
その他
- 渡島当別駅周辺には、飲食店や宿泊施設はほとんどありません。トラピスト修道院の宿泊施設を利用するか、北斗市街地まで移動する必要があります。
- レンタサイクルを利用して、周辺の観光スポットを巡ることもできます。
まとめ
渡島当別駅は、道南いさりび鉄道線の駅であり、トラピスト修道院への玄関口として知られています。周辺には、自然豊かな観光スポットや歴史的な建造物などがあり、静かで落ち着いた雰囲気の中で観光を楽しむことができます。
補足
- 上記の情報は2024年12月22日現在のものです。最新の情報は、道南いさりび鉄道のホームページなどでご確認ください。