樽見鉄道樽見線 本巣駅 詳細・周辺情報・まとめ
本巣駅の概要
樽見鉄道樽見線、その終着駅であり、風光明媚な地域への玄関口となるのが本巣駅です。岐阜県本巣市に位置し、静かで落ち着いた雰囲気を持つ駅は、地元住民の生活を支えるとともに、多くの観光客を魅了しています。
本巣駅は、1989年(平成元年)3月26日に樽見鉄道の駅として開業しました。それ以前は、国鉄(現JR東海)の樽見線の駅として存在していましたが、国鉄再建法の施行により、1984年(昭和59年)に第3セクターである樽見鉄道へ転換されました。駅舎は、小規模ながらも温かみのあるデザインで、訪れる人々を温かく迎えてくれます。
無人駅ではなく、駅員が配置されており、利用客へのきめ細やかな対応がなされています。これは、地域に根差した鉄道事業者ならではのサービスと言えるでしょう。駅構内には、切符売り場、待合室があり、旅行者にとって必要な設備が整えられています。また、駅周辺には、駅前広場も整備されており、バスやタクシーへの乗り換えもスムーズに行えます。
本巣駅の最大の特徴は、その立地にあります。駅のすぐ近くに広がるのは、のどかな田園風景。春には一面の田んぼに水が張られ、青い空と緑のコントラストが美しい景色が広がります。夏には緑が濃さを増し、秋には黄金色の稲穂が頭を垂れる様は、日本の原風景とも言えるでしょう。冬は静寂に包まれ、雪化粧した山々が遠くに見えることもあります。
このような自然豊かな環境にあるため、本巣駅は自然志向の観光を目的とした人々にとって、重要な拠点となります。特に、淡墨桜へのアクセス駅として知られており、春には多くの花見客で賑わいます。
本巣駅周辺の魅力
淡墨桜
本巣駅を語る上で、まず外せないのが淡墨桜です。日本三大桜の一つとして全国的に有名で、樹齢1500年を超えると言われる巨桜は、その圧倒的な存在感で訪れる人々を魅了します。名前の由来である「淡く墨を流したような」淡い色合いの花びらが特徴で、満開時には幻想的な光景が広がります。本巣駅から淡墨桜までは、徒歩で約20分程度。駅からの道中も、のどかな風景が楽しめます。春の桜の時期には、駅周辺に臨時駐車場や売店なども設けられ、活気にあふれます。
根尾谷断層
自然の驚異を感じられる場所として、根尾谷断層もおすすめです。1891年(明治24年)に発生した濃尾地震によって形成された巨大な断層は、その規模と迫力で訪れる者に畏敬の念を抱かせます。断層の跡は公園として整備されており、地震の恐ろしさと自然の偉大さを同時に学ぶことができます。本巣駅からは、バスやタクシーを利用してアクセスするのが一般的です。普段触れることのできない地球の活動の痕跡は、教育的な観点からも非常に価値があります。
本巣市歴史民俗資料館
地域の歴史や文化に触れたい方には、本巣市歴史民俗資料館がおすすめです。古くからこの地域に伝わる民具や農具、生活用品などが展示されており、かつての人々の暮らしぶりを垣間見ることができます。古文書や写真なども豊富に保存されており、地域の歴史を深く理解するのに役立ちます。本巣駅から比較的近い場所にあり、気軽に立ち寄ることができます。
道の駅織部の里もとす
ドライブやツーリングで訪れる方には、道の駅織部の里もとすが便利です。地元の新鮮な野菜や特産品、お土産などが豊富に揃っており、食事処も充実しています。休憩や情報収集の場としても最適で、本巣駅周辺の観光情報も得ることができます。地元の食材を使った料理は絶品で、旅の疲れを癒してくれます。
その他
本巣駅周辺には、この他にも自然を満喫できるスポットが点在しています。夏には根尾川での水遊びや釣りを楽しむ人々もいます。秋には紅葉狩りも楽しめますし、冬には静かな雪景色を堪能することもできます。四季折々の風景が楽しめるため、いつ訪れても違った魅力に出会えるのが本巣の良さです。
また、本巣市は農業が盛んな地域でもあり、駅周辺には農産物直売所が点在しています。旬の野菜や果物を購入できるだけでなく、地元の人の温かい交流に触れることができるのも魅力です。
本巣駅の利便性とアクセス
本巣駅は、樽見鉄道の終着駅であるため、列車の運行本数は限られています。しかし、接続するJR樽見線(大垣駅まで)との連携は良好で、大垣駅からはJR東海道本線に乗り換えることで、名古屋方面や米原方面へのアクセスも容易です。JR大垣駅までの所要時間は約30分程度です。
駅周辺には駐車場も整備されており、自家用車でのアクセスも可能です。しかし、特に淡墨桜の開花時期などのイベント時には、周辺道路が混雑することが予想されるため、公共交通機関の利用が推奨されます。
駅構内はバリアフリー化されており、車椅子での利用も考慮されています。トイレも清潔に保たれており、快適に利用することができます。
本巣駅は、駅自体が観光施設というわけではありませんが、周辺の豊かな自然や歴史的・文化的スポットへのアクセス拠点として、その役割は大きいと言えます。静かで落ち着いた雰囲気は、都市の喧騒を離れてリラックスしたい人々に最適です。
まとめ
樽見鉄道樽見線、本巣駅は、自然豊かな地域への入り口として、その魅力を存分に発揮しています。春の淡墨桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の静寂と、四季折々の表情を見せるこの地は、訪れる人々に安らぎと感動を与えてくれます。
駅自体は小規模ですが、駅員さんの温かい対応や、周辺の観光スポットへのアクセス拠点としての機能は十分です。淡墨桜をはじめ、根尾谷断層や歴史民俗資料館など、多様な魅力を体験できる本巣市への旅は、きっと忘れられない思い出となるでしょう。
大都市の賑わいとは一線を画す、ゆったりとした時間が流れる本巣駅周辺。日々の喧騒を離れ、自然や歴史に触れたい方には、ぜひ訪れていただきたい場所です。

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